常备不懈 应对灾害
すわ、南海トラフ地震かと驚いた人もいたようだ。早朝の兵庫県・淡路島を震度6弱の揺れが襲った。季節は違うが、あの阪神・淡路大震災と発生時間はごく近い。眠りから手荒く起こされ、18年前の記憶にふるえた方も多かったに違いない
啊呀!不会是南海海沟地震吧!?一定会有人惊魂不定。清晨的一场不到6级的地震袭击了兵库县・淡路岛。尽管季节不同,但是发生的时间与当年那场阪神・淡路大地震极其接近。从睡梦中被惊醒不免惊慌失措。想必回顾起记忆中18年前一幕的百姓一定不在少数。
近畿から四国まで大きく揺れた。天災は忘れたころにやってくる、と言うけれど、このところは忘れるいとまもない。日本列島は地震活動期に入っているらしい。「常在戦場」の心構えを、日々新たにすることが欠かせない
从近畿到四国的区域内震感强烈。俗话说,天灾总是在人们将其淡忘了的时候出现,可这一阵真的是连淡忘的工夫都没有。看来日本列岛真的进入了一个地震活跃期,时时提醒自己做好“常驻战场”的心理准备已不可或缺。
備えあれば憂いなし、とも言うが、これも言葉と現実は違う。実際には、備えあれど憂いあり、となろう。いまや「絶対安全」の太鼓判は何の保証にもならない。そんな中で、「想定外」の言い訳を封印すべく、いつか来る巨大地震に備えることになる
虽说有备无患,可是,事实与俗语迥异。实际上即使有备,依然有患。当前,“绝对安全”的保证其实起不到任何保证的作用。在这种情况下,我们应该杜绝“意想不到”的辩解,做好应对突发巨大地震灾害的准备。
今日かも知れず、遠い先かも知れない。備えとはゴールの見えぬマラソンに似ている。大災害が起きると個々の防災意識はいっとき高まる。しかし、いつしか走るのをやめてしまう人も少なくはない
也许就在今天,也许是遥远将来的某一刻。防备工作与看不到终点的马拉松颇有些相似。一旦发生巨大灾害,每个人的防灾意识会有一时性提高,可是,不知何时也会出现不少半途而废的跑者。
亀をめぐる笑い話を前にも書いた。夜店で「万年生きる」と言われて買うと、すぐに死んでしまった。文句をつけると「今日でちょうど万年目だった」。地震の確率と思って聞けば、笑話ではなくなる
关于乌龟的笑话过去也曾撰写过。在一家夜市商店被忽悠说“能活一万年”,买回家后马上就死了。上店家去争辩,说是“今天正好是第一万年”。倘若你打听的是地震概率的话,这就不是笑话了。
科学は進んでも、人間が地球にあてる聴診器は頼りなく、地震の予知は「見果てぬ夢」らしい。ゆえに「不意の地震に不断の用意」という関東大震災後の標語は、地震から90年がたつ今も色あせない。肝に銘じたい。
即便科学不断进步发展,可也没有供人类检测地球用的听诊器。所谓地震预报只不过是一场“无法实现的梦想”。正因为如此,关东大地震后的一条标语直到90年之后的今天仍然掷地有声,“面对突如其来的地震,保持常备不懈的斗志”,我们都要铭记于心。
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