梅雨恼人 别有情趣
朝、洗濯機を回す。洗ったものは部屋干しにするのが長年の習慣になってしまった。ずぼらだと言われれば一言もないが、同じような人は増えているのではないか
清晨,启动洗衣机,然后将洗完的衣物晾在屋子里,这已经成了我长年来的习惯。如果你因此而说我生活邋遢,我确实无言以对,不过,相同生活习惯者有增无减也是不争的事实。
3年前のある調査では、一人暮らしの人の2割強が「一年中部屋干しのみ」と答えた。単身者も共働き家庭も増えている。衣類に花粉がつくと困る人も多い。屋内に干すしかない人が増えるのは道理だろう
3年前的一次调查结果表明,独居生活者的2成以上都回答称“一年到头只在屋里晾衣物”。如今,单身及双职工家庭都在增加,还很多人都怕衣物上沾有花粉,恐怕这就是只在屋里晾衣物的人有增无减的道理吧。
ただ、洗濯物が嫌な臭いを放つ場合がある。防臭効果のある衣料用洗剤が定番となっている。速く乾くので臭いが出ないタオルとか、部屋干し用の送風機や除湿器など、関連商品もたくさんある
只是洗涤物有时也会散发出令人讨厌的臭味,于是具有除臭功效的衣物洗涤剂便成了我固定的消费品。另外还有不少诸如快干型不易产生臭味毛巾啦,干燥室内空气用的送风机呀除湿器等相关商品。
西日本に続き、関東がきのう梅雨入りした。大雨が降ったわけではないし、ひどくじめじめしたわけでもないが、空の色が青から白へきっぱり変わり、季節のページがめくられた実感があった。衣類が臭わないか、特に気になるシーズン到来である
紧接着西日本地区之后,关东地区也从昨天开始进入了梅雨季节。尽管并不见得大雨连连,也不见得严重潮湿,可仍然有一种天空由蓝一下子变成了灰白,季节的扉页又翻过了一篇的实际感受。衣物有没有发臭?一个特别让人放心不下的季节来到了。
もっとも洗濯の心配くらいなら何ほどのこともない。4月に強い地震のあった兵庫県の淡路島には、資金が足りなくて壊れた屋根を修理できず、青いシートで雨漏りをしのぐしかない被災者がいる。大阪の紙面が先日、伝えていた
不过,有关对于洗涤物的担忧并不是什么大不了的事,而日前大阪版的报纸传来的一条消息倒实在是令人忧心忡忡。据说,在4月份发生过强烈地震的兵库县淡路岛上,一些灾民因为资金不足无能力修理被损坏的房顶而只能用蓝色的塑料布堵漏。
うっとうしい時候ではあるが、雨は大地にとっては恵みである。それだけではない。〈五月雨に花橘のかをる夜は月澄む秋もさもあらばあれ〉崇徳院。雨夜(あまよ)の趣はすばらしい、秋の月なにするものぞ、という高らかな宣言だろう。この世に愛でなくていい季節などない。そう思うことにする。
这是个使人郁郁寡欢的时节,不过雨水对于大地却是大自然的恩赐。不仅如此,请看崇德天皇所作的短歌,〈五月细雨意绵绵,夜半飘香橘花鲜,虽少吴刚桂花酒,不负仲秋皓月圆〉,他满怀激情地告示天下,雨夜的情趣自有其精妙所在,仲秋明月也不见得就好到哪儿去。读罢此歌我的想法也要随之有所改变,看来世上并无不可爱的季节存在。
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