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天声人语翻译赏析:蛞蝓蜗牛有喜有愁

翻译写作  2015-05-08 12:012560

蛞蝓蜗牛 有喜有愁

ナメクジを見たお孫さんが言ったそうだ。「カタツムリも外で遊びたいんだな」。別のお宅のお孫さんは訪ねた田舎でカタツムリを見つけ、「ナメクジが貝からぬけなくなってる」。頬のゆるむ話はどちらも、かつて本紙の投稿欄に載っていた

“蜗牛跑外边玩来了!”据说这是看到了蛞蝓(Meghimatium bilineatum)的小孙子说的话。另外有一家的小孙子来到了农村发现了蜗牛,说“蛞蝓还没有蜕壳呢!”这两段令人容颜舒展的故事都曾经在本报的读者来稿栏目里刊登过。

幼い子の目はやさしい。だが世間一般となると、両者の境遇は天と地ほど違う。片や紫陽花とともに雨の季節の風物詩だが、もう一方は嫌われ、塩をまかれる。似たもの同士なのに――とナメクジは身の不幸を嘆いていようか

幼小孩童的眼光是善良的,然而,从人世间一般常识而论,两者的境遇真的是天壤之别。一个伴随着绣球花是雨季的风情詩,而另一个则遭人厌恶,恨不得撒上一把盐末。真不知道蛞蝓会不会为自身的不幸而叹息,――都是同类伙伴可差别怎么就······

嫌われ役としての歴史は古い。清少納言も「枕草子」で「いみじうきたなきもの」の筆頭に「なめくぢ」を挙げている。その彼女が悲鳴を上げそうな外来種の大型ナメクジが、日本に上陸して繁殖を始めているそうだ

作为遭受厌恶的角色,其历史已非常久远,清少纳言也曾在她的“枕草子”中谈及“极其污秽之物”的前列例举了“蛞蝓”。更有一种看来定将令她大惊失色的外来大型蛞蝓已进入了日本并开始了大量繁殖。

体長は10センチを超え、15センチの大物もいた。しかも豹柄で迫力十分のようだ。分布確認は今のところ茨城、福島、長野の3県だけだが、さらに増えれば農作物の被害が心配されると専門家は話す

体长超过10公分,甚至还有15公分的大家伙,而且身上长着豹纹,极具震慑力。经确认,目前只分布在茨城、福岛及长野3个县。据专家称,一旦继续增加,担心农作物将遭受祸害。

思えば、この手の生き物の表現には「ぬ」で始まる擬態語が欠かせない。「ぬるぬる」「ぬらぬら」「ぬめぬめ」……色々ある。「ぬけぬけ」や「ぬらりくらり」は、もっぱら人間の生態。このタイプは全国の津々浦々に分布する

细细想来,表现此类生物生态的语汇中“nu”打头的拟态词不可或缺,诸如“nurunuru” “nuranura” “numenume” ······等等,不胜枚举。还有像“nukenuke”及“nurarikurari”则都是些形容人类生态的。此类语汇分布在全国各地。

〈誰からも好かれぬ自由なめくぢり〉仲寒蝉。実は、殻のないナメクジの方がカタツムリから進化したのだそうだ。裸になったナメクジは粘液だけを頼りに乾燥と戦っているのだと聞いた。塩をかけにくくなってきた。

〈谁都不爱留,本身蛮自由,外表虽丑内里秀,数我水蜒蚰〉仲寒蝉作。据说,实际上蛞蝓是从蜗牛进化来的物种,赤身裸体的蛞蝓就是凭着自身分泌的粘液来抵御干燥侵害的。我已变得不忍心再在它身上撒盐末了。

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