ここでは、小論文でどのような言葉を使うかを考えます。原稿用紙の使い方もここに入れるべきなのですが、webpageの上では表現しにくいので載せません。学校で国語の先生に教えてもらってください。
我们来讨论小论文该如何遣词用句。本来也该写写稿纸的用法,不过这在网页上难以表现故略过,去请教学校的语文老师吧。
以下に、文末表現、話し言葉と書き言葉、表記、文脈という4つの項目があります。一度に全部マスターするのは難しいので、根気よく練習しましょう。
以下要说文末表达、口头和书面语言、书写、条理4个项目。要一次全部掌握比较难,贵在坚持练习。
文末表現
日本語の特徴として、文末決定性というのがあります。肯定か否定か、時制や表現者の認め方などが文末に現れるというものです。ですから、文末をどのように表現するかというのは、非常に重要です。
日语的特征之一是文末决定性。是肯定还是否定、时态与表达者的认知等都是在文末表现出来的。因此,文末该如何呈现是非常重要的。
a、常体と敬体
a、常体与敬体
小論文では、敬体(「です・ます」体)よりも常体(「です・ます」を使わない文体)の方が一般的です。志望動機や進学後の抱負を聞かれているような場合は敬体もよいでしょう。敬体でかく場合は、文末だけではなく、逆接の接続助詞「が」の前でも「です・ます」を入れなければいけません。また、同じ文章の中で敬体と常体が混用されるのは減点対象になる可能性が大きいので、気をつけましょう。
小论文通常用常体(不使用“です・ます”的文体)而非敬体(“です・ます”体)。在问到志愿动机和入学后的抱负时也可用敬体。使用敬体时,不仅在文末,逆接的接续助词“が”前也得用“です・ます”。另外,同一篇文章中,如果出现敬体与常体混用可能成为扣分点,得注意了。
常体の例:近時のわが文壇は殆んど小説の文壇である。脚本と批評はこれに次ぐべき重要の因数に相違ないが、分量からいっても、一般の注意を惹く点からいっても、遂に小説には及ばない。(夏目漱石「文芸委員は何をするか」下)(√)
常体举例:近時のわが文壇は殆んど小説の文壇である。脚本と批評はこれに次ぐべき重要の因数に相違ないが、分量からいっても、一般の注意を惹く点からいっても、遂に小説には及ばない。(夏目漱石「文芸委員は何をするか」下)(√)
敬体の例:私はよく朝顔の事を思い出します。段々秋も末になりまして、青い葉が少しずつ黄ばんで、最早ただ末の方に一輪心細げに咲いていたのです。(小泉節子「思い出の記」)(√)
敬体举例:私はよく朝顔の事を思い出します。段々秋も末になりまして、青い葉が少しずつ黄ばんで、最早ただ末の方に一輪心細げに咲いていたのです。(小泉節子「思い出の記」)(√)
混用の例:最近新聞の投書欄で、おもしろい論争があった。それは、理系と文系のどちらが世の中の役に立っているか、ということでした。(作例)(X)
混用举例:最近新聞の投書欄で、おもしろい論争があった。それは、理系と文系のどちらが世の中の役に立っているか、ということでした。(范例)(X)
b、「と思う」病
b、“と思う”病
しばしば見受けるのは、ほとんどの文末が「と思う」で終わる文章です。これは、「と思う」をつけることで断定を避けているのでしょう。それだけに、これを多用すると自信のなさそうな文章になってしまいます。必要なとき以外は、使わないようにしましょう。同類のものに、「と考える」「と考えられる」もあります。
常常看到文末几乎都以“と思う”结句的文章,这是想通过加“と思う”来避免下判断吧。正因为如此,频繁使用便成了没自信的文章。除非必要请尽量别用。同类型的还有“と考える”、“と考えられる”。
水は高いところから低いところに流れるものだと思う(X)
水は高いところから低いところに流れるものだ。(√)
c、体言止め
c、体言结句法
文末を名詞で終わらせることを体言止めといいます。俳句・短歌・詩などの韻文や随筆では表現技法としてよく用いられますが、小論文にはあまりそぐわないようです。
文末以名词结束的叫体言结句法。虽然常作为俳句、短歌、诗词等韵文、随笔类的表达方式使用,却不太适用于小论文。
人が生きていく上でなくてはならない自然。それを我々自身が破壊している。(X)
自然は、人が生きていく上でなくてはならないものだ。それを我々自身が破壊している。(√)
d、倒置
d、倒置
文末表現に分類するべきかどうかはわかりませんが、とりあえずここに置きました。倒置は本来、強く表現したい事柄を前に出し、語順や文の成分の順を逆にする手法です。つまり、非常に主観的なイメージを与えます。小論文は「客観的」なものである必要があります。倒置はあまり使わない方がよいでしょう。
尽管不清楚倒置是否该放在文末表达的分类下,总之先说说。倒置本来是将想要强调表达的部分放在前面,而把语序和句子构成顺序颠倒的手法。换言之,这会传递出相当主观性的印象。小论文却需要展现其“客观性”,所以别用倒置为好。
e、疑問・反語表現
e、疑问、反语表达
これも文末表現に分類するべきではないかもしれませんが、便宜上ここに置きます。疑問表現や反語表現は、場所を選んで効果的に使えばよい表現となります。ところが、癖になってしまって、たくさん使う人がいます。自問自答を繰り返すような前のめりの文体になってしまいますから、気をつけてください。以下に、疑問文になりそうな文を通常の文に変える例を挙げておきます。参考にしてみてください。
这一项其实也不该归入文末表达项下,为方便起见放在这里。疑问表达与反语表达如果用对了地方有效使用就是一种好的表达,然而却有很多人用上瘾而大量使用。不过也请注意这可能造成反复自问自答成了前面句子的复述。以下举两个将疑似疑问句转变为普通句的例子,请参考。
日本とアメリカの差はどれくらいあるのだろうか。(X)
日本とアメリカでは以下のような差がある。(√)
それでは、このような行動をすべて悪いことと考えてよいのだろうか。(X)
しかし、このような行動もすべてを悪いことと考えてはいけない。(√)
話し言葉と書き言葉
読書経験が少ない、文章を書く経験が少ない人は、話し言葉が小論文の中に混入しがちです。気をつけましょう。
阅读、写作经验少的人容易把口头语言带到小论文里,这要注意。
a、音便・省略
a、音变·省略
X √ じゃない
話してる
そんな
やっぱり
みんな
話すなんてことは
いろんな
彼らも同じ生き物なんである。 ではない
話している
そのような
やはり
みな
話すなどということは
いろいろな
彼らも同じ生き物なのである。
b、自立語
b、独立词
X √ お父さん、お母さん、僕
すごく
ちゃんと
一発で
父、母、私(話し言葉というより、子
どもの言葉。よその人の前では、
話し言葉でも「父」「母」「私」を使う
こと。)
とても、非常に
きちんと、はっきりと
一度で、一回で
c、接続詞
c、接续词
X √ でも
なので しかし
だから、このため
d、助動詞
d、助动词
X √ 知らなく、
見れる
移らさせて
書かして
みたい
っていう
~というのは 知らず、
見られる
移らせて
書かせて
ようだ
らしい
というというものは
e、助詞
e、助词
X √ おもしろいなと思った。
開くけど
開くけれど
~など
たら 興味深く感じた。
開くが
開くが
「など」は、限定をさけるために使
うのでしょうが、自信のない雰囲気
を出してしまうので、使いすぎない
ように気をつけましょう。
なら、と
表記
a、形式名詞
a、形式名词
「事」「物」「為」「所」「筈」「様」などは、ひらがなで「こと」「もの」「ため」「ところ」「はず」「よう」と書きます。
“事、物、為、所、筈、様”写作平假名“こと、もの、ため、ところ、はず、よう”。
b、形式動詞
b、形式动词
形式動詞という言葉でよいのかわかりませんが。。。。「と言う」は、実際に話す場合ではないときは、ひらがなで「という」と書きます。
不知道形式动词这一词语是否恰当……不过“と言う”在非实际说话的场合要写平假名“という”。
c、句読点
c、标点符号
原稿用紙の使い方で習うはずですが、句読点「、」や「。」、閉じるカギ括弧は行頭に書いてはいけません。前の行の下のマスに一緒に入れるか、マスの下の余白に書きましょう。拗音の「ゃ」「ゅ」「ょ」や促音の「っ」といった小さな仮名は、行頭でもそのまま書きます。
学过稿纸用法的都知道,标点符号“、和。”、反引号、括弧不可写在行首,要么写在前面一行下面的空格里,要么写在空格下面空白处。拗音“ゃ、ゅ、ょ”和促音“っ”等小假名,也可在行首。
d、記号
d、记号
句読点、中黒「・」、ダッシュは使えますが、「?」「!」は使用しません。
标点符号可用“・”、破折号,但不用“?、!”。
条理
a、文の長さ
a、句子长度
一文の長さがあまりに長い文は、わかりにくい上に、呼応や係り受け関係の間違いが生じやすいものです。40字前後(400字詰め原稿用紙2行程度)になったら、文を切りましょう。
一句话过于冗长,不仅难以理解,而且容易弄错呼应及授受关系。40字(400字稿纸的2行左右)的时候就断句。
b、同じ助詞の連続使用
b、连续使用相同助词
「~て、~て」「~で~で」のように同じ助詞や副詞が続くと不自然な文になります。書いた文はもう一度読んでチェックする習慣をつけましょう。
如“~て、~て;~で~で”这样的相同助词或副词的连续使用,会让文章显得不自然。要养成重读一遍写好的句子来检查的习惯。
c、文の成分の置き方
c、句子成分放置
同じ語句でも、主語に置くか述語に置くかで印象やわかりやすさが変わるものです。練習をして言語感覚を養っておきましょう。
即使是同一句话,放主语还是谓语给人的印象与理解都有不同。请多多练习来培养语感吧。
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