选举大战 昨日打响
このところ色あせてしまったが、英国発祥のマニフェストが日本に紹介されたのは意外に古い。123年前、明治23年の第1回衆院選挙のあとで「選挙檄文」と訳されて報告書に載ったそうだ。この訳語、なかなかセンスがいい
尽管目前已经褪色,但是,以英国为发祥地的Manifest(宣言)被介绍到日本却出人意料地久远。据说是在123年前,明治23年第1届众议院大选之后,它就被翻译成“选举檄文”并载入了报告文件。这一译词让人感觉很好。
檄文とは、主張を述べて人心を喚起する文書のこと。「檄を飛ばす」と言えば、決起や賛同を促す意味になる。きのうは各地で檄が飛んだ。各党党首が気迫をこめた第一声は、まずは有権者にどう届いただろう
所谓檄文,即阐述主张唤起人心的文件。说到“飞檄”一词,就有声明主张促使奋起及赞同的意思。昨天,在全国各地一场声明主张的战斗已经打响。首先,这各党首脑气魄宏大的第一声,选民们又将如何理解接受呢?
この参院選の勝ち負けは国会の緊張感を左右する。自公が勝てば衆参の「ねじれ」は消え、政府与党は数の上で意のままだ。これを「安定」と見るか、危ういフリーハンドと見るか。この辺りの判断が、一つの分かれ目になる
这一次的参议院大选将直接左右国会的紧张程度。倘若自民公明两党获胜,众参两院的所谓“拧巴”将得以解除,代表政府的执政党在数量上获得充分贯彻自我主张的份额。这样的结果究竟应该视作“稳定”呢?还是十分危险的便于为所欲为呢?对于这方面判断或将成为一个分歧点。
民主党は崖っぷちに立つ。4年前に大勝して政権交代をなしながら、「勝ちの使い方」を知らなかった。拙政と内紛に明け暮れて貴重な支持を蕩尽した。その点、自民は巧者である。勝ちの使い方がうまい。ただ、それは「正しさ」を保証するものではない
民主党正站在悬崖边上。尽管4年前的大胜使之夺得了政权,可无奈不懂得“利用胜利的方法”,结果是因为成日介必须面对的拙劣施政和内部纷争耗尽了极其珍贵的支持。在这方面,自民党则是一个讨巧者。利用胜利手段高明,只不过这并不能保证其执政的“正确”。
期待をこめた民主党政権にダメを出し、再チャレンジの首相を選び直して半年がたつ。世論調査は自民の独走だが、株高と円安が隠す七難もあろう。見まわせば檄文は百家争鳴、選択肢は案外多い
面对满怀期待的民主党政权高举否定的义旗,重新当选再度挑战的首相之职,距今已时过半年。虽然舆论调查的结果自民党独领风骚,可即便如此,股价飙升和日元贬值的背后恐怕也有七难之忧吧。环顾四周,檄文显现出百家争鸣之态,可供选择的选项格外得多。
このところの参院は政争にかまけ、「良識の府」ならぬ「良識の腐」さながらだった。党利党略から賢く間を置ける、政治屋ではない政治家を送りたいものだ。選挙戦の低調は困るが、熱狂よりも熟慮がふさわしい。
当前的参议院专注于政论之争,俨然已成了“良识之腐”而非“良识之府”。我们想要选送的理应是与党利党略保持适当距离的政治家而绝非政客。虽说对于选举大战持冷漠低调的态度并不可取,可深思熟虑总比狂热更适合这场战斗。
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