阅读辞书 增长知识
何もする気が起きない時、辞書を読む。調べる必要があっての「引く」とか「当たる」とかでなく、ただ興味の赴くままに読み進む。言葉の海は広く、深い。その都度なにかしら新しいことを知る
想不出干点什么的时候就看辞典,当然,这并非是有什么需要查找的“搜索”抑或是“对照”,而单纯是信马由缰情趣使然。语言的海洋真是宽广深邃,每次都能够学到点新的东西。
お笑い芸人で日本語学の学者でもあるサンキュータツオさんの本が面白い。『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』。200冊のコレクションを誇る「辞書オタク」が読み比べを熱く勧める。「大人なら国語辞典は二冊持て!」と
滑稽艺人同时也是日本学学者的Thangyou Tatuo先生,他的书就很有意思。有一本叫做《学校不教的,国语辞典游戏方法》,强烈推荐给那些号称收藏量达200册的“辞书迷”们对照阅读,“成人,必须拥有国语辞典两册!”
たとえば「恋愛」という言葉を、〈男女間の〉愛情とするものあれば、〈特定の異性に対して〉と表現するものあり。〈まれに同性同士〉という記述を定義に加えるものもある。どれも似たり寄ったりと思ったら間違いで、それぞれ特徴がある
例如,“恋爱”一词,有的辞典解释为〈男女之间的>爱情;有的则特别注明了〈对于特定异性的〉;甚至有的还追加了〈偶尔也有同性之间的〉定义。你若认为哪一部都差不太多大同小异的话那就大错特错了,其实,各自有各自的特点。
確かに新明解国語辞典のような「ひとこと多い」個性派を読み出すとやめられなくなる。辞書ならぬ字書も誘惑に満ちている。漢字の字源を明らかにする白川静(しずか)『字統』を開くのは危険である。一つの文字から関心が広がってきりがなくなる
的确,一旦看出像新明解国语辞典那样“多注明一点”的个性派特性的话那就更欲罢不能了。其实,字典也充满了诱惑,而不仅仅是辞典。所以,你若翻开诠释汉字字源的白川静编撰的《字统》就很危险。因为你的关注点会从一个文字开始逐渐扩大,而且无休无止。
箴言集も学びの宝庫だ。〈憎悪、敵意、粗暴は、弱さの所産である……弱者が自分以上の弱者を餌食にするときの、あの酷薄さ!〉(エリック・ホッファー『魂の錬金術』)。今の日本の世相に照らして考え込む
箴言集也是一座学习的宝库。〈憎恶、敌意以及粗暴是羸弱的产物······是当一个弱者以弱于自己的弱者为食饵时所怀有的冷酷无情!〉(摘引自埃里克・霍夫的《灵魂炼金术》)对照当今日本的世态人情发人深省。
7月は文月。だからというわけではないが、たまには言葉の海を遊泳して心の肥やしにしたい。時を忘れがちになるのが玉に瑕だが。この原稿も、そういう成り行きで大あわてで書く羽目となった。
7月又称文月。虽说并不是因此而一定要如何如何,不过还是希望能够时常在语言这一浩瀚海洋里遨游一下,以充实自己的心灵为好,尽管俗话说容易忘记时间是碧玉上的瑕疵美中不足。我也陷入了不得不随此大潮的境地,为完成此手稿而匆忙。
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