実績や能力はないのに、自意識が高く、SNSでの発信などセルフブランディング力が高い「意識高い系」と呼ばれる人々。ネットや週刊誌上では揶揄の対象として、批判され続けてきた。
明明没有什么实际的成绩与能力,但却自我意识过剩。在SNS社交网站上,自我意识过高的人被称作“自我意识过剩型”。他们作为网络以及周刊杂志上揶揄的对象,长期遭受着批判。
SNS上で使われることの多い、「意識高い系」という言葉だが、3月からNHKプレミアムで新入社員とベテラン社員のドタバタドラマ『その男、意識高い系。』が放送されるなど、世間の認知度も高まっている。一般に「意識高い系」は、社会経験が未熟な大学生や若手会社員に多い印象だが、どうやらベテラン会社員にもそんな人たちがいるらしい。
在社交网络上常常被人使用的词汇“自我意识过剩型”,通过NHK Premium 3月份放送的讲述了新进员工与老员工之间的轻喜剧电视剧《那个男子,是高意识系》,在社会上获得了更高的认知度。一般情况下,“自我意识过剩型”大多出在社会经验不足的大学生或是年轻公司职员之中,不过看来老员工中也有这样的人。
たとえば、ツイッターには、
这么说来,在推特上:
「意識高い系上司ほんましんどいわ」
“遇到自我意识过剩型的上司真心很艰难啊。”
「意識高い系上司が部下に延々とデカイ声で説教してる~!!(っ*´∀`*)っ
ウゼ~ww」
“自我意识过剩型上司会不停地对部下进行超级大声的说教!!(っ*´∀`*)烦死了。”
「出、出た~~~~自称意識高い系上司の自分語りだ~~~」
“出、出现了~~~自我意识过剩型上司的自说自话~~~”
「もう寝たいのに意識高い系上司に借りた(無理矢理押し付けられた)本を読まねばならない。(明日返せとのこと)」
“已经非常困了,还必须要读从上司那里借来的书(其实是被硬塞过来的)。(明天赶快把书还了吧。)”
などと、「意識高い系上司」に困っている、という投稿のほか、
诸如此类,大家饱受“自我意识过剩型上司”的困扰而发的状态。除此之外、
「進捗を『しんぽ』って読んでた意識高い系上司が、正しい読み方を覚えたから使いたくなったのか、今日やたら進捗って言葉乱用してて笑った」
“把進捗(しんちょく)读成‘しんぽ’的自我意识过剩型上司,不知是想炫耀自己记住了‘正确’读音呢,还是今天乱用了進捗这个词汇呢,真可笑。”
など、そんな上司を揶揄する部下のコメントが投稿されている。
等等,还有这样揶揄上司的部下的留言。
「意識高い系」とは、その言動に反して能力や実行がともなわない存在のはず。若手社員ならいざ知らず、なぜ上司が「意識高い系」になるという事態があるのか? 2012年に『「意識高い系」という病 ~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー』という本を上梓した、人材コンサルタントの常見陽平さんに話を聞いた。
所谓“自我意识过剩型”,也就是说他们根本没有与其言行相反的能力与执行力。年轻的职员暂且不说,为什么上司中竟然还存在“自我意识过剩型”的情况?我们来听听2012年出版的“自我意识过剩型”~孩童时代的顽劣延伸到社会时代》的作者、人才顾问常见阳平老师。
常見さんによると、そもそも「意識高い系」の人が増えた理由は、ソーシャルメディアの発達と、先行きが不安な社会情勢が挙げられるという。ネット上で人格を作り、演じることがたやすくなった環境のもとで、「何か新しいことをしなくては」という強迫観念をもつ人や、「自分探し」「自分磨き」をする人が、“うわべの情報や知識”で自分を“大きく”見せることが可能になったというわけだ。
常见老师说,最初“自我意识过剩型”的人增加的理由是社会媒体的发达、检举了对于前路不明的社会情势的不安。加之,在网络上塑造一个人格,随着网络环境渐渐变得越来越容易演绎他人,那些拥有“必须要做些新的事物出来”这样强迫观念的人、想要“寻找自我、磨砺自我”的人、很可能就会利用徒有其表的情报与知识,令自己看起来更加伟大。
この流れに入社前の大学生などが敏感に反応した結果、「意識高い系」の若者が誕生。一方で、この「波」にのまれる会社員もいたということだろうか。
按照这个趋势、还未进入公司的大学生们能够很敏感的察觉到这个规律,其结果便是“自我意识过剩型”的年轻人诞生了。另一方面,应该还存在被这股浪潮吞没的职员吧。
常見さんは、「意識高い系上司」の困った行動として、
常见老师列举的“自我意识过剩型”令人困扰的行动。
・実現性のない大きな目標を掲げる
・设立没有任何现实性大而空的目标
・新しいことを“やること”を目的化する
・将全新的事物规定成“任务”,将其目的化。
・部下に伝わらない横文字を使いまくる
・对部下使用无法准确传达出准确意思的洋文字。
・ビジネス書や勉強会で聞きかじった新しいコンセプトを持ち込もうとする
・想把在商务书籍或学习会上学到的一星半点的新概念东西应用在管理中。
などを挙げる。大きな目標や新しい取り組み自体は否定することではないが、実行するために努力せず、部下に丸投げ…というのが困ったところなのだとか。能力や実績がともなわなくとも、立ち回りだけで出世する人はごまんといるが、そんな口先だけの人たちに「意識高い系上司」という名称が与えられた…と考えられなくもない。
等。对于宏大的目标与新型分配自身无法给予否定,但是自己对于实行不做一点儿努力,全部推给部下…这便会带来困扰。也可以这么认为:或许对于那些没有任何实际成绩或能力,单凭见风使舵就升上高位的人有所不满,这些只能嘴上说说的人们才给予他们“自我意识过剩型”的名号。
そんな上司への対処法について、常見さんは「そのまた上の上司に直談判する、みんなで上司にモノ申す、などですかね」とコメントしつつも、
对于遇到这样的上司的应对法,常见老师说,“大家可以一起向那个上司的上司直接反映问题,等等手段。”
「黙っていても失脚してくれればよいのですが、問題なのは、『意識高い系上司』が、さらにその上司から過大に評価されるケースもあることですね」
“如果默不作声等他自己垮台的话是最好不过的,不过问题在于,‘自我意识过剩型’总会在自己上司那里有着过大的评价。”
と語る。
老师还这么说道。
企業内での“意識高い系”問題、なかなか根は深いようだ。
企业内“自我意识过剩型”问题已经根深蒂固了。
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