《百人一首》汇集了日本王朝文化七百年的100首名歌,是最广为流传的和歌集。熟读百人一首,更能了解日本文化哦。一起来了解日本人对美、自然、爱情的感悟吧。
3番
出典:「拾遺集」より
作者/歌人名:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ) 名は「人麿」とも表記される
上の句:あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
上の句読み:あしびきの やまどりのおの しだりおの
下の句:ながながし夜を ひとりかも寝む
下の句読み:ながながしよを ひとりかもねん
■口語訳
夜はおすとめすが、谷を隔てて離れ離れに寝るという山鳥… 。その山鳥の長く垂れ下がった尾のように長い長い夜を、この私もまた、あなたと離れて一人さびしく寝るのだろうか。私は片時もあなたと離れずにいたいと思うのに… 。
■作られたワケ
人麻呂には、密かに思いを寄せる人がありました。しかしその人は帝に仕える人でしたので、愛していることが知れたら重い罪に問われてしまいます。人麻呂はそのことを悲しんで、この歌をつくったそうです。
■作者プロフィール
柿本人麻呂
持統・文武の両天皇に仕えた宮廷歌人ですが、その一生は謎に包まれています。「万葉集」を代表する歌人で、天皇をたたえる歌や、優れた挽歌(死んだ人を悲しむ歌)・相聞歌(互いにやり取りをする歌。恋の歌が多い)などをたくさん残しています。
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