《百人一首》汇集了日本王朝文化七百年的100首名歌,是最广为流传的和歌集。熟读百人一首,更能了解日本文化哦。一起来了解日本人对美、自然、爱情的感悟吧。
『古今集』秋下・249
吹くからに 秋の草木(くさき)の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ
上の句:吹くからに 秋の草木の しをるれば
上の句読み:ふくからに あきのくさきの しおるれば
下の句: むべ山風を あらしといふらむ
下の句読み: むべやまかぜを あらしというらん
作者/歌人名: 文屋康秀(ぶんやのやすひで)
■ 現代語訳
山から秋風が吹くと、たちまち秋の草木がしおれはじめる。なるほど、だから山風のことを「嵐(荒らし)」と言うのだなあ。
■ 单词解释
【吹くからに】 「吹くとすぐに」的意思 「からに」 是「~するとすぐに」的意思 表示“一吹就……”。
「吹くとすぐに」という意味です。「からに」は複合の接続助詞で、「~するとすぐに」という意味を表します。
【しをるれば】 草木枯萎。
「しをる」は草木が色あせてしおれる意味の動詞で、その已然形に原因・理由を表す接続助詞「ば」が付いています。
【むべ】表示「なるほど」的意思,副词。 承接上句。
「なるほど」と言う意味の副詞。上の句で示された根拠を踏まえ「なるほど、だから山風を嵐と言うのか」と理由を推理して納得しています。
【山風】 从山上吹下来的强风,一般深秋,预示着冬天的来临
山から降りてくる強い風で、晩秋に吹き、冬を予感させます。
【嵐といふらむ】 「嵐と言うのだろう」的意思。「嵐」是「荒らし」的掛詞(记得 掛詞含义吗?请温习16番 ) 秋天的绿叶树木都开始枯萎,这是“荒凉”的意味,另外“山”和“风”两个汉字组成「嵐」,增添的和歌的趣味。
「らむ」は推量の助動詞で、「嵐と言うのだろう」という意味になります。「嵐」は「荒らし」との掛詞で、秋の草木を荒らして枯れさせるので「アラシ」と言うのだろうなあ、という意味があります。また「山」と「風」の漢字2文字を合わせれば「嵐」になるという遊びも盛り込まれています。
■ 作者
文屋康秀(ふんやのやすひで。生没年不明)9世紀頃の平安初期の歌人で、別称・文琳(ぶんりん)。形部中判事、三河掾(みかわのじょう)、縫殿助(ぬいどののすけ)など官職は低かったのですが、六歌仙の一人で歌人としては有名でした。三河掾になって三河国(現在の愛知県東部)に下るときに小野小町を任地へ誘った話が有名です。
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