これは『徒然草』という本に出てくる話ですが、まことに人の口はうるさいものです。
ところで、これをもじった話が落語にあるのです。題して「あたま山」。
桜の花が散った後、青い実がなり、それが赤く色づき、ついには濃い紫色に変わって、甘ずっぱい小さな粒が鈴なりになっているのをご覧になったことがあるでしょう。
もっとも、果物やさんで売っているのは大粒でピンク色ですが、どちらでもよろしい。ある男が桜んぼを食べたとき、うっかりして種をはき出さずにのみ込んでしいまいました。しばらくして忘れたころになって、頭のてっぺんがむずがゆいので思わず手をやってみると驚いたことに何やら葉っぱのごときものが風にそよいでいるではありませんか。なに大したこともあるまいと思っている間にぐんぐん伸びて、今やまぎれもなく桜の木になっていました。春になって花が咲くと、どっと花見客が押しかけ、酒に酔って歌をうたったり、枝を散らすので夜もおちおち眠れない有様。この木を根こそぎ掘り起こしたあとに水がたまり、ふなや鯉が住みつくと、今度は釣り人がわんさと押しかける。世をはかなんだこの男、自分の頭の池に我と我が身を投じたというのです。
中译文:
从前,有一个爱发火的和尚,还是位大法师。因为寺院旁边有一棵朴树,所以大家给大法师起了个外号叫朴树法师。大法师对此不满,令人把那棵朴树砍断了。于是,大家又称他为木桩法师。大发誓更是不愉快,又令人把树桩子连根挖了出来。大法师想这下子总算可以安心了,谁知道转眼之间大家又叫他为掘坑法师了。因为把巨大的朴树根挖出后地面出现了一个大坑。
这是选自《徒然草》里的一个故事,真是人言可谓啊。
现在我们且说一则模仿这个故事而编成的单口相声,题目是“头顶生花”。樱花谢了后,枝头挂满青色果实,它们逐渐变红,最后变成深紫色,你也许见过那酸甜的累累果实吧。
不过,水果店里的都是大粒粉红色的。但也有的人认为大小都无所谓,一样吃。有一个人在吃樱桃时由于粗心大意,核没吐出来就吞下了。但他并没有把这当成一回事儿,过了一段时间感到头刺痒,伸手一摸吃了一惊,原来有类似枝叶样的东西在随风飘动。他想没什么大不了的,但那枝叶越长越大竟长成了樱树。春天来到樱树开了花,赏花人蜂拥而至,又是喝酒,又是唱歌,折花枝赏夜樱,一直闹到深夜,让他无法睡觉。他把这樱树连根挖了出来。之后,树坑里逐渐积了水,鲫鱼和鲤鱼在里面安家落户。这下子又来了许多人钓鱼。这是,吃樱桃的人感到人生无望,最后终于自己投身于自己头上的池水之中。
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